改正等による令和5年分所得税確定申告の主なポイントは次のとおりです。
(1)所得計算
上場株式等の配当等につき、令和5年分所得税(令和6年度住民税)から、所得税と住民税の課税方式を統一することとされました。 これにより所得税は総合課税、住民税は申告不要とするなど、それぞれにおいて有利な課税方式を選択することができないこととなりましたので、納税額と国民健康保険料の比較で有利となる方法などを考慮して、所得税と住民税で同一の課税方式を選択する必要があります。
2. 所得控除・税額控除
令和5年1月1日以後に居住用家屋等をその者の居住用に供し、令和6年1月1日以後に確定申告、年末調整で住宅ローン控除の適用を受ける場合につき、納税者の申告利便性の向上、行政手続の電子化を促進する観点から、適用に係る手続の見直しが行われました。